【第3回】APRNsの実践における概念モデルの活用
こんにちは!r-youngです!
今回は、
高度実践看護師(APRNs)が、日々の実践の中でどうやって「概念モデル」を活用しているのかを一緒に見ていきましょう!
「理論やモデルって、研究者の話じゃないの?」
って思っているあなた!
実は、臨床の現場でもしっかり使われているんです〜!
◆ モデルは実践の“レンズ”になる!
APRNsが提供するケアは、
単に“技術的”なものではありません。
臨床判断、介入の選択、チームとの連携、患者との関係性……
これらすべてに「看護の視点」が必要で、それを支えているのが概念モデルなんです!
モデルは、APRNsが
・自分たちの役割や独自性を説明するための土台
・専門職としての判断や行動を裏付ける根拠
・より良い実践を生み出すための道しるべ
になってくれるんですね!
◆ モデルが生きる場面はこんなにある!
文献からは、概念モデルが使われている場面として以下が挙げられています。
私もまだ内容はチェックできていません!
勉強しないと!
◎ ケアの提供場面
APRNsが行うケアは、ホリスティック(全人的)かつ包括的・協働的。
その設計にモデルが使われているようです!
(例:Carron & Cumbie, 2011/Dunphy et al., 2011 など)
◎ 看護実践のレベルの明確化
スタッフナースの実践と、APRNの実践を分けて説明する際にも、
モデルは使われています(例:Gardner et al., 2013)。
◎ CNSやNP、助産師との役割区別
それぞれの役割の違いを理解し、連携を円滑にするツールにも!
◆ 概念モデルは教育にも応用されている!
概念モデルは教育現場でも大活躍!
◎ 教員によるカリキュラム設計
APRNsを目指す学生の教育には、
「何を教えるか」「どう臨床経験とつなげるか」を考える必要があります。
そこで、モデルをもとに重要な概念を抽出し、教育の構成要素を決めていきます。
(例:Perraud et al., 2006/Wong et al., 2010)
◆ 研究や理論開発のベースにもなる!
APRNsがリーダーシップを発揮する場面では、
実践の根拠を示すための研究や評価が必要になります。
モデルは、特定の概念間の関係性を明らかにし、
新しい理論やエビデンス構築にも使われているんです!
例えば…
オーストラリアの研究では、CNSとNPの役割における生産性や実践の適正性を
Wengerのコミュニティ・オブ・プラクティスという理論枠組みを使って評価していました(Gullick & West, 2016)。
◆ APRNsの「高度さ」をどう説明する?
そして、APRNs自身が常に向き合っている問いがあります。
- 自分たちの実践は、何をもって「高度」と言えるのか?
- 「臨床」とは何を指すのか?
- APRNsの実践と他職種の実践の違いは?
これらの問いに答えるヒントも、概念モデルが提供してくれるんです!
◆ まとめ:第3回のポイント
・APRNsの実践は、モデルを通じて意味づけ・設計されている!
・ケア、教育、研究の場面でモデルは大活躍!
・役割の違いやAPRNsの「高度さ」の説明にもモデルが必要!
・概念モデルは、APRNsの“頭と心の羅針盤”!
次回(第4回)は、
「国際的な概念化の潮流——米国を中心とした取り組み」
をテーマにお送りします!
お楽しみに〜!
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