こんにちはr-youngです!😁👍
ドレーン管理パーフェクトマップ!
第6弾は「ドレーンの抜去」
ドレーンの役割が終わったら、いよいよ抜去のタイミング!✨
「いつ抜くべき?」
「抜いた後の注意点は?」
といった疑問は臨床では悩むこともあります😕
みんなで学んでいきましょう!
ドレーン抜去は患者さんの回復を一歩前進させる重要なステップです!😊
それでは〜、Let’s go!
1️⃣ 抜去のタイミングを見極める👀
ドレーンを抜くタイミングは、
排液の量や性状
患者の状態
を見て総合的に判断します。
以下が基本の基準です👇
排液量
• 1日あたりの排液量が2mL/kg以下を目安にします
(例:体重60kgなら120mL以下)。
• ただし、漿液性の排液であれば多少多くても許容範囲かな?✨
排液の性状
• 血性排液(出血リスクあり)→抜去を延期。
• 漿液性排液(術後の正常回復)→抜去しても良さそう。
💡 ポイント
排液量が減ったからといってすぐに安心は禁物!
「急に減った場合」は、閉塞やドレナージ不全の可能性も考えましょう。
2️⃣ 抜去手順:失敗しないポイント🛠️
ドレーンを抜くときの流れ👇
1. 固定糸を外す
皮膚に固定されている糸を慎重に外します。
2. 患者さんに「息を止めて!」と指示
吸気終末でも呼気終末でもOKですが、自発呼吸がある場合は呼気終末が一般的。
3. ドレーンをスッと抜く
ゆっくり抜いてると空気を引き込んで気胸などのリスクとなります⚠️
抵抗を感じたら無理に引っ張らず、原因を確認します。
4. 抜去後の創部を閉鎖
あらかじめ準備しておいた糸やステープラーで創部を閉じます。
💡 注意!
• 抜去後に気胸や縦隔気腫を起こさないよう、抜くタイミング(息止め)に細心の注意を払います。
• 両胸腔ドレーンを1つのドレーンバッグで管理している場合、片側を抜くときにはクランプを忘れずに!対側へのエアリークを防ぎます。
3️⃣ 抜去後の観察も重要!🔍
抜去後の患者さんの状態は慎重に観察しましょう👇
胸部X線撮影
• 必ずしもルーチンで必要ではありませんが、異常が疑われる場合(呼吸困難や血行動態の変化)は撮影を検討します。
• 一部の研究では、ルーチンX線を省略しても安全だという報告もありますが、施設の方針に従いましょう。
・私の所属する施設ではルーチンでX線撮影はしてないです🙅♂️
バイタルサインのチェック
• 特に心拍数、血圧、酸素飽和度に注意。出血や気胸のサインがないか確認します。
排液の再貯留の有無
• エコーで心囊液や胸水が再び溜まっていないか確認することもあります。
4️⃣ 抜去の判断基準にまつわるエビデンス📊
• 漿液性の排液を目安に抜去した群と、排液量50mL/5時間以下を基準にした群を比較。
• どちらも術後5~7日目の心囊液貯留に差はなし!つまり、早めの抜去でも安全性が保たれる可能性あり。
• 排液量100mL/8時間以下で24時間以内に抜去した群と48時間以内に抜去した群を比較。
• 早期抜去群のほうが、鎮痛薬の使用量が少なく、術後の早期離床率が高い傾向✨。
排液量や性状に基づいて早めの抜去を心がけると、患者さんの早期回復につながることが示されています。
5️⃣ ドレーン抜去時のトラブル防止!🛡️
ドレーン抜去時の失敗例とその対策👇
• トラブル1:ドレーンが断裂した!
• 原因:抜くときに抵抗を感じたのに無理に引っ張った。
• 対策:抵抗があれば無理をせず、一旦原因を確認して対応。
• トラブル2:抜去後に気胸や縦隔気腫が発生
• 原因:息止めが不十分だったり、タイミングが悪かった。
• 対策:患者に「大きく息を吐いて(吸って)止めてください」としっかり指示。人工呼吸下の場合も同様に注意!
6️⃣ 抜去後の管理で患者さんに安心を😊
抜去後は患者さんの不安を取り除きながら、次のような管理を行います👇
• バイタルの安定確認:問題がないことを細かく伝えます。
• 早期離床のサポート:ドレーンがないことで動きやすくなるため、早期回復を促進!
術後の安心と安全を支えるドレーン管理、これであなたもマスターに近づけます✨!
次回は「まとめと実践への活用」でこれまでの内容を総まとめします!😊
ではまた👋☺️
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