心外膜ペーシング完全ガイド②ペーシングリードの留置

周術期管理

心外膜ペーシングリードの留置方法 🔧✨

では、さっそく心外膜ペーシングリードの留置について学んでいきましょう!👩‍⚕️👨‍⚕️

手術中にリードを心臓にセットする方法について、具体的に解説します。

リードの種類 🛠️

心外膜ペーシングリードには、大きく2種類あります↓

心外膜リードの一例はここをクリック。

1. 単極リード

• 単極なので計2本(心房と心室の両方に留置する場合は4本)を使います。

• シンプルな構造ですが、リードが多い分、管理が少し大変です🌀。

2. 双極リード

• 1本でペーシング可能な便利なタイプです(心房と心室の両方に留置する場合は計2本)。

• 留置が簡単で、手術中の負担も軽減できます💡。

選択は患者さんの状態や手術の状況に応じて変わります。

標準的な留置部位 🫀

リードを置く場所も重要なポイントです✨↓

標準部位:右室、右房

• 手術中にアクセスしやすく、安全に留置できる場所です。

・ただし、心房壁は薄くて脆いため注意が必要です⚠️

他の部位:左室

• 左室にリードを置くことで心拍出量を増やせる場合があります。

リードを留置する際には、心筋にしっかりと接触させ、脂肪部分ではなく心筋そのものに電極が触れるようにします。

留置時の具体的な工夫 🛡️

リード固定の工夫

• リード先端には「ささくれ」や「ねじり加工」が施されています。これにより、心拍動でリードがズレるのを防ぎます😊

出血リスクの管理

• 留置部位からの出血がないか必ず確認します。特に心房壁は傷つきやすいので、丁寧にチェックしましょう🔍。

体外へのリード固定

• リードの先端を針で筋膜と皮下組織を通して体外に固定します。これによりリードが抜け落ちるのを防ぎます。

留置後の注意点 🚨

リードが引っ張られると、接触不良が起きてペーシングやセンシングがうまくいかなくなることがあります。

患者さんがせん妄状態や激しく動く可能性がある場合、リードの皮膚固定をよりしっかり行うことが大切です🔒

次回予告 🎉

次は「心外膜ペーシングの管理方法とトラブルシューティング」を解説します!

管理上の注意点や、トラブルが発生したときの対応方法をわかりやすくお伝えしますのでお楽しみに😊

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