こんにちは、皆さん!r-youngです!
今日は「看護の歴史」というのをざっくり振り返りたいと思います。
どの職業や産業でも自分のルーツを知っておくのは重要だと思いますので、学生の頃の振り返りと思って読んでみてください。
1850年代までのイギリス(たったの200年くらい前!)。
この時代、看護の仕事はまだ社会的に認知されていませんでした。
病人のケアは家族が行い、ヨーロッパの病院では教育を受けていない女性が看護を担当していました。
その頃の病院は衛生環境も酷いもので、感染症も蔓延していたと聞きます。
なので、富裕層の人々は病院などには行かずに自宅で療養し、医師が往診に来ていたそうです(映画のワンシーンなどで観たことありますね)。
そんな状況を変えた、ゲームチェンジャーがフロレンス・ナイチンゲール!
彼女についてはまた別の記事で書きたいと思います。
1860年、フロレンス・ナイチンゲールが「看護覚え書」を執筆。
これが、看護の基盤を築くキッカケとなりました。
日本の状況も似ていて、西洋医学が明治時代に導入されるまで、職業看護師は存在しませんでした。
日本では、1915年に「看護婦規則」が制定され、看護婦の名称や資格が定められました。
第二次世界大戦後の日本。
当時は戦争後ということもあり、劣悪な衛生状態や医療水準の低さが問題となっていました。
そのような状況を改善するため、日本政府はGHQ指導のもと、
「患者の看護」、「罹患の予防」
に関わる看護職の業務や免許を規定するための「保健婦助産婦看護婦法」を1948年に制定しました。
以降この法律は、現代医療に即した看護職務や制度を規定する形へと幾度も改正されており、名称も「保健師助産師看護師法」となっております。
ここまで、もの凄いザックリな感じ💦で、看護の歴史をご紹介しました。
もっと詳しく看護の歴史を知りたい方は調べてみてください!
私たち看護師は、この看護の歴史と多くの変遷を背景に、日々の業務を行っています。
この歴史を知ることで、私たちの役割や責任がより深く感じられるのではないでしょうか。
しかしながら、長い人類史の中においては、看護の歴史はまだまだ短いとも言えます。
言い換えればまだまだ黎明期で、これからさらに発展していく業界とも言えるのではないでしょうか?
医療や看護の状況は世界情勢や国内情勢、各国の制度によっても日々変化しています。
そして、その変化のスピードはインターネットやスマートフォンをはじめとしたテクノロジーの発展を背景に加速度的に早くなっていると感じています。
そしてテクノロジーの発展は国境の壁を取り払い、世界中の人々と繋がり、知識の共有を可能としました。
海外で活躍する日本人の高度実践看護師の方々も多く、彼らの知識や経験は日本の看護教育にはない視点であり、「コレがグローバルにおける看護師の水準なんだ…」と圧倒されることも多いです。
看護のルーツや歴史を知り、それと同時にグローバルにおける看護のスタンダードを知る。
そして看護の未来や自身の看護師として大切な「核となるモノ」を考える事が必要だと思います。
ちと、真面目な話で退屈だったでしょうか?
序盤はこんな感じで自分が大切だと思う話をしていけたらと思います!
それではまた!
引用参考文献
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