こんにちは!r-youngです!👋😄
今日は、
いつもの「文献紹介シリーズ」をお届けします🎉
今回ご紹介するのは、コチラ↓
「診療看護師(NP)の導入による医師の働き方改革と病院経営への有効性の検討」
このレポートでは、NPが病院に導入されたことで、どのように医師や看護師の負担が軽減され、病院経営にポジティブな影響があったのかが定量的に示されているんです📊👏
手術件数や病院収益の増加、そして時間外労働の削減など、具体的な数字でその効果が明らかにされています👩⚕️🧑⚕️
医療現場での多職種連携の重要性が叫ばれる中で、この研究はNPの実際の効果を示す非常に良いレポートだと感じました👍✨
それでは、早速内容を見ていきましょう!👀📖
診療看護師(NP)導入の背景📚💡
医師不足や高齢化社会に伴い、病院の現場では多職種連携が求められていますよね👀
そんな中で、医師の働き方改革が重要な課題となり、
医師の業務を他の職種にシェアする
「タスクシフト」
「タスクシェアリング」
が注目を集めているのは周知の事実です👨⚕️🤝👩⚕️
そこで登場するのが、我々診療看護師(NP)です✨
診療看護師(NP)は、アメリカなどで導入が進んでいるナースプラクティショナー(Nurse Practitioner)をモデルに、日本でも養成が始まりました🎓
2022年までで日本国内で759名のNPが資格認定されています🏅
(2024年では800名を越えました)
今回紹介する論文では、診療看護師(NP)が実際に病院に導入された効果について詳しく調査されており、医師の負担軽減や病院経営に与える影響が分析されています💼💪
研究方法🔍📝
では、次に今回の論文で使用された研究方法について見ていきましょう👩🔬👨🔬
この研究では、2016年から2019年にかけて行われたデータをもとに、
診療看護師(NP)を導入する前後の病院の様子を比較しています🏥✨
対象となった病院は、神奈川県内の148床を持つ中規模病院です🏨
2017年から3名のNPが外科に配属され、日々の診療や手術のサポート、そして救急外来での初期対応まで幅広く活躍しています👨⚕️👩⚕️💉
研究では、以下のポイントに注目して、NP導入前と導入後でどのような違いがあるかが調査されています🔽
• 入院患者数の増減📈🏥
• 手術件数と手術時間⏱️✂️
• 医師と看護師の時間外労働の変化⏰😪
• 病院の収益や手術診療保険点数💵📊
この研究では、後方視的研究(過去のデータを遡って調べる方法)が採用されていて、
導入前のデータ(2016年〜2017年)と
導入後のデータ(2018年〜2019年)を比較しています📅
次は、実際にどんな結果が出たのか、具体的に見ていきましょう👀✨
結果📊✨
さて、みなさんが気になる結果について見ていきましょう!👀🎉
診療看護師(NP)を導入したことにより、病院にはいくつかの重要な変化が見られました👩⚕️👨⚕️💪
以下の結果が特に注目ポイントです🔽
- 手術件数の増加🔪📈
NPを導入した後、手術件数が大幅に増加しました💥
具体的には、33.5件から41.5件に増えたんです!
これは約24%の増加📊
さらに、NPが手術の助手として28.8%の手術に関与していたこともわかりました👨⚕️👩⚕️✂️
- 病院収益の増加💴💼
手術件数の増加に伴い、診療科の収益が約130%増加しました!💸🎉
手術の診療保険点数も大きく向上しており、病院経営にとってNPの導入は非常に有効だったことがわかります💰📈
- 看護師の時間外労働の減少⌛😌
さらに、NPの導入により、看護師の時間外労働も減少しました⏰
具体的には、
導入前の365.6時間が、
導入後には311.5時間
に短縮されました📉
これは、NPが病棟管理を行うことで、看護師の業務負担が軽減されたことが理由です🏥💼
- 医師の時間外労働はほぼ変わらず⚖️
医師の時間外労働に関しては、導入前後で大きな変化は見られませんでした。
手術件数は増加したものの、NPが手術や病棟管理を支援することで、
医師の負担増加を防ぐことができたと考えられます💪👨⚕️
次は、この結果からどのような結論が導かれるか、「考察」セクションで深掘りしていきます!🔍💡
考察🧐💭
それでは、今回の結果をもとに、診療看護師(NP)の導入がどのような影響を与えたのか、詳しく考えてみましょう👩⚕️🧑⚕️
- 医師の業務負担の軽減💪😌
まず、NPの導入によって、
医師の業務負担が軽減された点が大きなポイントです🎯
手術件数が増加しながらも、医師の時間外労働はほとんど増加していませんでした🤔
これは、NPが手術の助手として参加したり、病棟の管理を行ったりすることで、医師が直接関与しなくても良い業務をタスクシェアできたからだと考えられます👩⚕️🤝👨⚕️
特に、並列手術が可能になったことで、効率的に手術件数をこなせるようになったのは大きな成果です🔪⏱️
NPがいなければ、手術室が2つあっても、医師だけで同時進行するのは困難ですからね💼
- 病院の収益向上💰📈
次に、病院の収益が大幅に向上した点です💵✨
手術件数の増加だけでなく、手術保険点数も大きくアップしました📊
これは、NPが手術に積極的に関わったことで、効率的に手術が進み、より多くの患者を受け入れることができたからです🏥🙌
また、難易度の高い手術だけでなく、
低難易度の手術
(例えば虫垂切除や胆嚢切除など)
も増加しており、これが収益の増加に寄与しています💡
こうした点から、NPが病院の経営面でも大きな役割を果たしていることが示されました🎉
- 看護師の負担軽減🚑💼
さらに、看護師の時間外労働が減少した点も重要です⏳😌
病棟での業務は医師との連携が不可欠ですが、NPがいることで医師が不在の時間でも、必要な指示や対応がスムーズに行われるようになりました🏥👩⚕️
特に、手術や外来で医師が病棟にいない時でも、NPがサポートすることで看護師の業務が滞ることなく進むため、結果的に時間外労働の短縮につながったと考えられます⌛👍
このように、NPの導入は医師、看護師、そして病院全体にとって非常に効果的な改革であったことがわかります💡🌟
次は、最終的な結論をまとめていきます✍️💼
結論🎉📝
今回紹介した研究では、
診療看護師(NP)の導入が医師や看護師の業務負担を軽減し、さらに病院経営にも良い影響を与えることが明らかになりました💪✨
具体的には、NPの導入により以下の効果が確認されました👇
• 手術件数の増加と病院収益の向上💰📈
• 看護師の時間外労働の短縮⌛🙌
• 医師の業務負担軽減⏰👨⚕️
このように、NPは手術の助手としての役割や病棟管理を通じて、医療現場の効率化に大きく貢献しています🎯
また、病院にとっても収益を増加させ、経営面でもその有効性が示されました💼💡
日本ではまだNPの役割が十分に浸透していない部分もありますが、このような研究を通じて、NPの導入が医療現場全体を支える大きな力になることが期待されています🤝✨
まとめ📌💡
いかがでしたか?👀✨
今回のレポートを見て、やはり
中規模〜小規模の病院では、NPの導入によるアウトカムが出やすいことが改めて感じられました🏥💡
医師が多い大病院に比べて、リソースが限られている中規模病院では、NPの活躍の場が自然と広がり、成果が見えやすいんですね👩⚕️👨⚕️
今回の研究では介入前後で医師の人数が同じでしたが、メンバー自体が変わってないのでしょうか?⚠️
メンバー自体も同じだったのかどうかはレポートには記載がなく、もし医師のメンバーが変わっていた場合、
コレらのoutcomeがNPの効果とは言い切れない可能性があり、少し気になるところです🤔🔍
大規模病院や大学病院で同様の成果を出すためにはどうすれば良いのでしょうか?🏢👩⚕️🧑⚕️
私は規模が大きい病院でもニーズがあるポイントは必ず存在すると考えてます!
特に、
外科系診療科や
特に手術件数の多い部門
入院患者が多い内科系診療科など、
NPが関わるべき領域を意識的にFOCUSすることが大切です🎯✨
そうすることで、NPは大病院でも有効に活躍できるはずです💪🚀
今後、NPが大規模病院でももっと活躍する場が広がるように私も貢献せねば!
皆さんも一緒に頑張りましょう!
ではまた!👋😁
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