こんにちは!r-youngです✌️😙
ドレーン管理シリーズ第5弾!
ドレーン管理は術後ケアの要!💡
ただ入れておくだけではダメで、
しっかり観察・管理しないとトラブルが発生しちゃいます💦
今回は、管理のコツやトラブル対応、
そして「ミルキング」にまつわる議論も掘り下げていきます!🧐
1️⃣ ドレナージ不全を防ぐ基本の管理✨
ドレナージがうまくいかない原因は次のようなもの👇
• 位置異常:ドレーンがズレたり、移動したりしてしまう。
• 閉塞:血液の塊や粘り気のある排液が詰まる。
• 屈曲:ドレーンが曲がって流れが止まる。
• 吸引圧不足:吸引装置の接続ミスや圧が低い状態。
こんな管理が大切です!
1. 位置を確認:X線やエコーでドレーンの先端が正しい位置にあるかチェック🩻
2. 排液の観察:排液がスムーズに動いているか確認。胸腔ドレーンなら呼吸性変動が見えるはず!🌬️
3. 屈曲を防ぐ:ドレーンが折れ曲がらないように固定。曲がったらすぐに直しましょう。
2️⃣ ミルキング:やるべき?避けるべき?🤔
「ミルキング」とは?
ドレーンチューブを手でしごいて閉塞物を取り除く方法。
これには賛否両論があります。
💡 ミルキングのメリット
• 血液の塊や粘稠な排液を取り除くのに有効。
• ドレナージ不全を早期に解消できることがある。
💔 ミルキングのリスク
• ドレーン内の陰圧が急激に高まり、周囲の組織を傷つける可能性がある(陰圧が-400 cmH2O以上になることも!)。
• チューブの耐久性が落ちる可能性がある(特にシリコンドレーンは注意)。
📊 研究データも議論を後押し!
• Dayらのレビュー(2008年)によれば、
ミルキングの臨床的な利点を裏付けるデータは少なく、
むしろ組織障害のリスクが高いとされています⚠️
こんなときにミルキングを検討👇
• 排液が完全に止まった場合や、閉塞が疑われるとき。
• 出血量が多く、ドレーン内に血の塊ができやすい場合。
💡 ポイント
ルーチンでは行わず、状況に応じて慎重に!
ミルキングをする際は、チューブの損傷に注意して行いましょう。
でも、
実臨床ではドレーン閉塞しそうな時って結構ありませんか??💦
自分の施設はミルキング頻度高いかも…
他の施設はどうでしょうか?
3️⃣ 排液の観察:色と量に注目👀
排液は「体内の情報」を教えてくれる大切な手がかりです!
毎日以下をチェック👇
性状
• 血性排液:出血が続いている可能性あり💉
• 淡血性~漿液性:回復が順調なサイン✨
量
• 急増→出血再発?
• 急減→閉塞の可能性?
判断に迷ったら…
排液のヘモグロビン(Hb)やヘマトクリット(Hct)を測定し、血算データと比較してみるとヒントが得られます!
4️⃣ トラブル発生!こんなときはどうする?🔧
ドレーンがズレた場合
• 無理に戻さず、追加のドレーンを挿入するか、再開胸を検討することもあります。
• 変化を捉えるため、毎日の位置確認が大切!
閉塞した場合
• 排液が詰まっている場合は、吸引圧を調整しつつ、ミルキングで対応。必要なら新しいドレーンを追加!
エアリークが発生した場合
• 気泡が見えたら、エアリークの原因を特定(肺損傷?ドレーンの破損?)。場合によっては追加ドレーンを設置。
ドレーン管理が成功すると得られる安心感😊
正しい管理を行えば、以下のメリットが期待できます👇
• 合併症の予防✨
• 術後の早期回復をサポート
• 患者さんが快適に術後を過ごせる環境づくり
ドレーンマスターを目指して、さらに知識を深めましょう💪✨
次回は「ドレーンの抜去と判断基準」について解説します!📝
ではまた!👋😉
コメント