便秘の病棟指示として使う薬剤 💊💡

こんにちは!r-youngです!🫡

今日は前回からの続きで入院患者の

「便秘対応」

について!

今回は病棟で使う便秘の薬について、わかりやすく解説しますね😊

内服刺激性下剤 🌿💨

センナ・センノシド系

プルゼニド®ヨーデル®アローゼン®顆粒

🔹 適応: 排便回数減少型便秘

🔹 作用:
刺激性下剤は即効性があり、入院中の便秘管理でよく使われます🏥✨

以下の二つの作用で効果を発揮します。

  1. 大腸の筋層間神経叢に作用して蠕動運動を促進 🚀
  2. 腸管からの水分吸収を抑制することで便を柔らかく💧

これにより、結腸の動きの悪さと便の硬さの両方を解消できます。

効果発現には8~10時間かかるため、通常は眠前に使用することが推奨されます🌙

⚠️ 注意点:

  • 腸運動亢進による腹痛を引き起こすことがあります😣。
  • 連用による耐性で難治性便秘になることがあるので注意が必要⚠️
  • 排便困難便秘の解消には不向き🚫

🏥 病棟指示のポイント:
刺激性下剤は頓用で使用し、非刺激性下剤を定期処方して便の硬さをコントロールすることが重要です💡

ピコスルファート

ラキソベロン®

🔹 分類: 刺激性下剤

🔹 メリット:

  • 液状の剤形があり、滴数で細かく用量調整が可能🔍
  • 10滴から使用👌

🔹 用量: ピコスルファート液1mL=15滴。液1本は10mLなので1回10滴で使うと1本は15回分になります🧪

錠剤1錠は液5滴に相当します💊

🔹 効果発現: センナ・センノシド系と同様に、効果発現には8~10時間かかるため、眠前に使用するのが良いでしょう🌜

ポイントまとめ📌

  • 刺激性下剤はあくまで一時しのぎ!
  • 便が硬い場合は、非刺激性下剤の定期処方で便の硬さをコントロールすることが大事です!

坐剤 💉✨

次は便秘の治療に使う坐剤と摘便について解説します😊

🔹 適応: 排便困難型便秘

坐剤は直腸に便が溜まっているが上手く出せない排便困難型の便秘に有効です🚽

逆に、

直腸内に便が降りてきていない場合には効果はありません❌

坐剤を用いるには患者さんが意思疎通ができ、便意を我慢して直腸に溜められることが必要です🤔

便意を我慢することが難しい場合や、便が固く塊状になっている場合は摘便に踏み切った方がよいでしょう👨‍⚕️。

新レシカルボン®坐剤

新レシカルボン®坐剤

🔹 作用:
直腸内で炭酸ガスを発生し、膨張することで直腸を自然に刺激し排便を促します💨

ガスによる刺激なので効果はマイルドで、連用による耐性も少ないです👍

即効性があり(10~30分後に作用発現)、すぐに効果を感じられます⌛️。

テレミンソフト®坐薬

テレミンソフト®坐薬

🔹 作用:
直腸粘膜の副交感神経に作用して蠕動運動を活発にします💪

効果が強く、即効性があり(15~60分後に作用発現)、朝食後に使用するのが効果的🍽️

浣腸と比べて、排便時に便と一緒に浣腸液が出てしまう心配が少なく、ベッド周囲を汚さないため、

患者さんや看護師さんの負担が少なくなります👩‍⚕️

🔹 使用のコツ:
脊髄損傷などで高度の便秘がある場合には、非刺激性の浸透圧性下剤(モビコール®など)と一緒に使うと効果的。

「便を柔らかくする」

「直腸の便を動かして出す」

という2つの作用を組み合わせることで、より効果的な排便が期待できます💡

摘便 ✋💩

🔹 適応: 直腸に便が溜まり大きな塊になってしまう場合

便秘薬では出すことが困難な大きな便塊を指で直接崩して小さくできるのが摘便のメリットです🙌

これは内服薬や坐剤・浣腸にはない特徴です。

🔹 使用のポイント:

硬い便塊は指で崩しきれない場合もあり、その場合には内視鏡的に便を破壊することもあるそうですが、それは最後の手段🛑

長期寝たきりの高齢者など、高度で慢性的な排便困難型の便秘では、

①まず指で便を崩した後、

②坐剤あるいは浣腸で洗い流す

という合わせ技を使うこともあります🔄

如何でしたか?

次回も便秘対応についての解説を続けます❗️

何か質問があれば気軽にどうぞ😊✨

ではまた!👋

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