アメリカのNP史を知ろう!〜ナースプラクティショナーの原点から今まで〜③

看護

第3回:フロンティア地帯で芽生えたNP的実践〜山奥で看護師が“診断”していた!?〜

こんにちは〜!r-youngです😉

今日も元気に、ナースプラクティショナー(NP)の歴史旅に出かけましょう♪

今回はいよいよ、山の奥地で医師の代わりに活躍した“フロンティアナース”たちのお話です!

舞台はケンタッキー州の山の中!

都市部のHSSからは離れ、今度はアメリカの山岳地帯へ。

1925年、

メアリー・ブレッキンリッジさん

(Mary Carson Breckinridge)が設立した

「フロンティア看護サービス」

(FNS)

が登場します!

このFNSは、妊婦さんへの助産だけでなく、地域の人々に対して

プライマリケア(一次医療)

を提供していたんです!

医師がいない!でも、看護師がすべてをやる!

FNSの看護師たちは、なんと広大な78平方マイルをカバーしていました!

(東京ドーム4200個分以上!!!)

山道を馬で駆け抜け(想像です)、

以下のような実践を行っていたんです!

  • 仮の診断(プロビジョナル・ダイアグノーシス)
  • 治療や処置(ハーブやモルヒネ、ひまし油など)
  • 薬の投与(アスピリンやイペカックなど)
  • 妊婦や乳児の健康管理

彼女たちは、

医師の“事前承認された指示”

をベースに動いていましたが、

実質的には完全に自律していたんです…

すごすぎる!

「私たちは診断も処方もしない…けど実際はやってた!」

FNSで活躍した看護師ベティ・レスターさんは、1978年のインタビューでこう語っています。

「私たちは診断はしません。ただ仮の診断をして、医師に伝えるだけです。」

でも実際には、山奥で医師にすぐ連絡もできないような状況。

彼女たちは、自分の判断で治療までしていたのです!

つまり、もう“NP”そのものですよね!

他にもいた!看護師による自律実践の先駆者たち

1930年代には他にも…

  • 農場警備局(FSA)の看護師たちが移民クリニックで処方・治療
  • BIA(インディアン局)の看護師が先住民の居留地で診療
  • 「看護カンファレンス」という名の、実質的な看護師による健康教育も!

これらすべてが、NPという制度ができる前に、現場で“自然発生”していたNP的実践なんです!

今日のまとめ♪

  • NP的な実践は、都市部だけじゃなく辺境地でも行われていた!
  • FNSは山岳地帯で“診断・処方”レベルの実践を行っていた!
  • 医師不在の中で、看護師の自律性が自然に育っていった!

次回はついに…

現代NPの制度が正式にスタートする1960年代の出来事!

伝説の“最初のNPプログラム”が登場しますよ〜!お楽しみにっ♪

それではまた明日♪ バイバイ👋

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